臨時増刊「鶏の研究」第37号(好評発売中) 飼養環境を変える選択肢のひとつ
〜飼料用米活用の可能性とそのメリット〜
配合飼料価格は一時の高騰から落ち着いてはきているものの、穀物の供給はいまだ安定とはかけ離れた状況にある。わが国の飼料自給率は26%であり、濃厚飼料では13%と、市場に出回る国産鶏卵・鶏肉の飼養環境を辿ると自国生産と言い切れるものはかなり少ない。こうした背景から、国産資源の活用が声高に叫ばれ、脱輸入・持続可能な加工と輸送の実現が「みどりの食料システム戦略」にも盛り込まれている。今号では、選択肢の一つとして飼料用米を特集。海外のトウモロコシ相場に影響されないメリットや技術的な内容、飼養環境改善に焦点を当て、飼料用米生産の現状を追う。
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