2011年は、2月17日〜24日の8日間の日程で実施しました。
ツアーの最初では、ドイツ・ニュルンベルグで行われたBioFachオーガニック見本市を視察。 オーガニックイベントとしては世界一の規模を誇り、86か国から2,544社が出展。外国からの出展は全体の70%と半数以上でした。
また、日本とEUとの同等性が認められたのを機に、日本からもこれまでになく多くの企業が出展していました。
大勢の来場者で賑わう会場
ツアー後半では、ドイツとオーストリアにて、オーガニック産業として先進的な取組みを行う4社を視察しました。
◇オーガニックビール工場 ブロイハウス・グズヴェルグ(オーストリア)
オーガニック認証の中でも厳しいと言われるデメター認証を取得したビール工場。 通常のビールより約2倍高いにもかかわらず、需要は前年比で約45%伸びているそうです。
工場内のビールタンク |
ビールは全20種類を製造 |
◇オーガニックスーパー ザルツブルグ・Basic(オーストリア)
1996年に第1号店を開店したオーガニックのパイオニアとも言えるスーパーチェーン店。 EUに26店舗あり、そのうちオーストリア内に2店舗あります。
青果コーナーは部屋全体が冷蔵室 |
PB商品は約300種類 |
◇オーガニック加工・卸企業 ラプンツェル社(ドイツ)
創業して約35年。ドイツ国内で最も大きなオーガニック食品の製造業社。
工場内で人の目により品質をチェック |
社内食堂でのオーガニックランチ |
◇グート・ケルシュラッハ農場(ドイツ)
もともとあった農場をオーガニック関連出版社が買い取ったという先進的な作りの農場。 乳牛、肉牛、食用豚等の飼養をする他、パン屋やチーズ屋、肉屋が併設されていました。
乳牛は夏、放牧地で放し飼いにする |
敷地内にあるパン屋とカフェ |