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臨時増刊「鶏の研究」第30号
第30号
畜産物の輸出に特色JAS認証はプラス
SDGs・持続可能性に配慮した鶏卵・鶏肉
- 日本の畜産物の輸出実績と輸出拡大に向けた取組みのいま
− 農林水産省は、「農林水産業の輸出力強化戦略」(2016年5月)に基づいて、新たに2030年に食品の輸出額五兆円≠目標に掲げ、政府一体となる取組みを2020年6月からスタートさせた。その取組みの中心となるのがJAS規格を活用した輸出力の強化≠セ。国際社会に通用する規格であるためには、SDGs達成に向け、持続可能性に配慮した内容であることが不可欠となる。本項では、これまでのわが国の畜産物輸出の実績などを振り返るとともに、この新たな取組みに対する国や畜産業界の進捗状況を解説している。
- 特色JASは「見える化」「商品の差別化」、SDGsの第一歩、鶏卵・鶏肉認証へ
− わが国の畜産物の輸出規模拡大(目標額五兆円)の手立てとして有効とされる「持続可能性に配慮した鶏卵・鶏肉」のJAS規格。これは、2015年に日本を含む国連加盟国らが全会一致で採択した「2030年までにSDGsを達成する」という世界規模の目標にも大きな役割を果たす。本項では、本JAS規格が制定されるに至った経緯や、その目的、SDGsとの関連性等について要点をまとめている。
- 持続可能性に配慮した鶏卵・鶏肉のQ&A
− 「持続可能性に配慮した鶏卵・鶏肉」(日本農林規格JAS0013)の制定を受け、国産鶏普及協議会は「持続可能性に配慮した鶏卵・鶏肉 JASハンドブック」(第一版:令和2年8月4日)を公表した。内容は第一部「農林水産省に提出した規格制定にかかわる調査報告」、第二部「規格と関連告示の解説」、第三部「Q&A」となっている。本項では「Q&A」の中から主要な部分を抜粋して掲載。